「クリスタ」は長年に渡り、旭化成工業株式会社が培ってきた感光性樹脂APRの技術と実績を基に新規に開発された樹脂を印面素材に使用し「地球環境に優しく、強く、あらゆるスタンプ台に使用できる」画期的なスタンプです。
1. ゴム印製造時に出る産業廃棄物を大幅に低減し、環境負担を軽減します。
@従来のスタンプ「ゴム印」製造上の環境問題
長年に渡りスタンプの印面に使用されて来ました天然ゴムは「型取り方式」と呼ばれる製造方法で製品化されてきました。しかしこの方法で製造しますとまず、「母型取り用樹脂版」を作り、次に熱プレスにより「フェノール樹脂母型材」で型を取り、最後にこのフェノール樹脂母型に熱プレスで生ゴムを型押しするという複雑かつ時間のかかる工程を取っています。
この方法によると、ゴム印一つ作るために、その3倍強もの「母型取り用樹脂版」「フェノール樹脂母型」が産業廃棄物として発生します。(最終的な樹脂版は他のゴミと共に焼却、またフェノール樹脂母型は粉砕処理後、埋め立て処理をしています)。
現在、日本全国のスタンプ製造業者から排出されるこれらの産業廃棄物の総量は、使用済み樹脂版180トン/年、使用済みフェノール樹脂母型250トン/坪の合計430トン/年に達していると推定されています。
A「クリスタ」による環境問題への貢献
これに対し、「ダイレクトスタンプ方式」である「クリスタ」では、作られた樹脂版をそのまま印面にするため、前途のような産業廃棄物は発生しません。又、クリスタ樹脂や製造時に使用する副資材に付きましても、製品安全データーシートを作成し環境に十分に配慮をしています。印面をゴムにて作成しますとゴムをブレスするときに150℃ほどの熱を加えるため作業環境も決して良好とはいえません。
2.長期にわたり安定した強度を示し、鮮明な陰影が得られます。
「クリスタ」に使用される樹脂は弊社既存品のウレタン系感光性樹脂をベースに、独自の合成ゴム系成分を付加したものです。このため、高温多湿の過酷な条件で行った加速試験においても、5〜6年の長期に相当する負荷に耐え初期物性を維持します。
更に、打刻試験機を使用した50,000回連続捺印試験をクリア(40回/日の捺印作業を5年間行うことに相当)しています。
3.あらゆる種類のスタンプ台にこれひとつで対応できます。
従来のスタンプ台は、殆どが水性染料系インキを使用していました。しかし、水性スタンプ台には、@非捺印物の材質・表面状態によっては「にじみ」が生じる。A乾燥速度が遅いため、次々に書類を重ねると「裏うつり」「かすれ」が起こる等の、使い勝手の悪い点がありました。このため、スタンプ台メーカー各社は最近、揮発性溶剤を含有する顔料系スタンプインキを使用した「速乾性スタンプ台」を相次ぎ販売し、これからは「速乾性」が相当普及するものと見られています。
「クリスタ」に使用される樹脂は、揮発性溶剤に対しても高い耐久性を有しており、事務用に使われる一般の「速乾性スタンプ台」はもちろんの事、通常のゴム印では耐えられない強力な揮発性溶剤を含有する「強着スタンプ台」(金属、ガラス、プラスチック等の非吸収面への捺印に使用)にも対応できます。
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